石油給湯器（ボイラー）について
寒くなってきて本格的に給湯器が活躍する時期になってきました。
今回は石油給湯器について紹介したいと思います。
石油給湯器とはバーナーで加熱するタイプの給湯器です。
昔は貯湯タンクにたくさんのお湯をためておくセミ貯湯式と呼ばれるものが多かったのですが、これだと着火からタンク内の水があたたまるまでに時間がかかってしまったため、今では改善されてガス給湯器と同じスピードでお湯が沸かせるものにシフトしていっています。
ガス給湯器と同じように必要な分のお湯を必要なだけその都度沸かす、という仕組みになっています。これを直圧式と呼びます。
直圧式では細かい温度設定も可能になっています。それに給湯時の水圧が上水道圧とほぼ同じで、シャワーも勢い良く出すことができます。2階に浴室がある場合でも給湯することが可能です。それに、減圧式と比べると灯油使用量を節約することもできます。
しかし、仕組みが複雑であるため、多少本体価格は高くなっています。
直圧式に対してセミ貯湯式というタイプもあります。こちらは直圧式と較べて構造が単純化されています。そのため、値段もお安くなっています。
しかし、貯湯タンクに一度水を貯める必要があるため給湯時の水圧は低くなります。それに、温度設定も熱い～ぬるいくらいの設定しかできません。
石油給湯器はランニングコストの問題があるため、主に寒冷地での使用が多いです。パワフルで、使用地域の気温に関係なく使用することができます。
このようにメリットがいくつかありますが、デメリットとしては石油独特のニオイであったり、バーナーの作動音が気になるといった声もよくきかれるようです。
最近は原油価格高騰のために石油給湯器から電気温水器に買い換える人も増えているようです。
石油使用料を節約できる、エコフィールという石油給湯器も出ています。従来品と比べると熱効率が約12％もアップしています。
これから石油給湯器を買い替えてみようと考えている人はぜひ検討してみてください。
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